タガメは、水田や池沼にすむ日本最大級の水生カメムシ(カメムシ目コオイムシ科)で、成虫の体長は48〜65mmほどになります。鎌状に発達した前脚で魚やカエルを抱え込み、針状の口吻から消化液を注いで体液を吸います。繁殖期にはオスが卵塊に水を運んで守ります。環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)で、種の保存法の特定第二種国内希少野生動植物種にも指定されています。
本試料は、株式会社バンダイ様のご依頼で、CTスキャンを実施しました。本3Dデータはカプセルトイ「いきもの大図鑑」シリーズの新作「タガメ」で使用されています。
株式会社バンダイ様 「いきもの大図鑑」:
https://gashapon.jp/dangomushi/special/adv_giant_water_bug02/
CTスキャンでは、半ば硬化した前翅と膜質の後翅を左右に大きく開いた姿が、翅脈の走り方までそのまま捉えられました。胸部の中央には高密度の構造が明るく浮かび上がります。太い前脚も歩脚も内部は中空で、外骨格(クチクラ)の厚みだけで強度を確保していることが分かります。腹部では体節ごとの仕切りと、内部を走る管状の構造まで観察できました。








































































