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No.21 ドチザメ

Banded Houndshark
 
試料外寸 - X:967mm Y:301mm Z:189mm
測定装置 - phoenix v|tome|x c450
電圧 - 120kV
電流 - 800μA
ボクセルサイズ - 146μm
試料提供 - 株式会社NHKエンタープライズ 様
3Dデータの操作方法
3DデータはWeb用に
ポリゴン数を削減しています。
ドチザメの外観の3Dデータを操作する ドチザメの骨格の3Dデータを操作する ドチザメの鮫肌の3Dデータを操作する

この個体は体長1mほどのオスのドチザメでした。ドチザメは日本近海の水深の浅い場所に生息するサメで、1~1.5mくらいのサイズまで成長します。人を襲うことのないおとなしい生態で、水族館でもよく飼育されています。食用とされることは少なく、漁船の網にかかっても市場に出てくることはあまりありません。
本試料は、株式会社NHKエンタープライズ 様のご依頼で、NHK Eテレ「ギョギョッとサカナ★スター」の企画としてCTスキャンを実施しました。
「ギョギョッとサカナ★スター」番組HP:https://www.nhk.jp/p/ts/P58QMGP4K1/

軟骨魚類であるドチザメは、CT生物図鑑に掲載のサバ(硬骨魚類)と比較しても背骨の写りが暗く、体の大きさに対して小さく柔らかい軟骨が並んでいることがうかがえます。
また、サメの歯は短いサイクルで次々に生え変わる仕組みになっていますが、骨格のビューで口を拡大して見てみると、歯が手前から奥に何列も予備の歯が並んでいる様子が観察できます。
さらに今回はサメ肌を切り取ってナノフォーカスCTでスキャン(ボクセルサイズ3μm)したところ、歯のような硬いウロコが並んでいることが確認できました。サメの体表は頭から尾びれ側になでると滑らかですが、反対からなでるとざらざらしていて、手袋を破るほどの抵抗があります。サメ肌のビューでは、そんなウロコの形状を立体的に観察することができました。