ヤモリ科ヤモリ属に分類されるトカゲの一種で、ニホンヤモリと言われておりますが、日本固有種ではなく、外来種と考えられています。
イモリとヤモリは名前も形状もよく似ていますが、イモリは両生類で水辺に住んでおり、ヤモリは爬虫類で陸に住んでいます。体の形状も異なり、足の指にも違いがあります。ヤモリは前後とも5本の指がありますが、イモリの前足は4本しか指がありません。またヤモリの指には特徴があり、垂直なガラスに張り付くこともできます。指の裏にはカエルと違って吸盤はなく、ひだ状の鱗がびっしりと並んでおり、この鱗の間の毛を突起物に引っ掛けることで自由に垂直面を動くことができます。CT生物図鑑ではイモリやカエルも掲載しておりますので、こちらも観察してみてください。
イモリとは異なり体表が乾いた状態であったため、皮膚の凹凸を精細に捉えています。 また体の内部に関しても、骨格だけではなく一部の臓器も可視化することが出来ました。「体の外」モデルでは、耳から繋がる器官なども表現されています。