No.45 モンハナシャコ

モンハナシャコは南の海のサンゴ礁などにすむ、カラフルなシャコの仲間です。体長は10〜18cmほどで、赤・青・緑といった美しい色をしていることから「海の宝石」とも呼ばれています。
最大の特徴は、パンチのように硬いものを砕く“スマッシャー型”の「捕脚（ほきゃく）」と呼ばれる前脚です。この脚はバネのような構造で、目にも止まらぬ速さで打ち出され、カニや貝の殻を一撃で割ることができます。

本試料は、株式会社NHKエンタープライズ 様のご依頼で、NHK Eテレ「ギョギョッとサカナ★スター」の企画としてCTスキャンを実施しました。
「ギョギョッとサカナ★スター」番組HP： https://www.nhk.jp/p/ts/P58QMGP4K1/

CTスキャンでは、パンチをする前脚部分はきれいに収められており殻の厚さは他の部位と比べても明らかに肉厚で丈夫な形状になっているのが確認できました。