株式会社JMC
生物一覧

No.23 サケ(海・川)

Salmon

試料外寸 - X :807mm  Y :89mm  Z :174mm(海)
     X :759mm  Y :81mm  Z :188mm(川)
測定装置 - phoenix v|tome|x c450
電圧 - 140kV
電流 - 1500μA
ボクセルサイズ - 120µm
株式会社NHK エンタープライズ 様
3Dデータの操作方法
3DデータはWeb用に
ポリゴン数を削減しています。
サケの骨格の3Dデータを操作する サケの外観の3Dデータを操作する

サケ目サケ科に属する淡水魚ですが、川と海のどちらでも生息しています。川で生まれ、適水温とエサを求めて海に移動して、産卵期になると生まれた川に戻ります。匂いや磁気を頼りに生まれた川に戻ると考えられています。海のサケは銀色で、川のサケは赤色の婚姻色が出現するため、外観で違いが分かります。

本試料は、株式会社NHKエンタープライズ 様のご依頼で、NHK Eテレ「ギョギョッとサカナ★スター」の企画としてCTスキャンを実施しました。
「ギョギョッとサカナ★スター」番組HP: https://www.nhk.jp/p/ts/P58QMGP4K1/

CT 撮影をしたところ、基本的な骨格は同じですが、川のサケは上下のあごの先端部分が尖っていました。

また、海のサケは歯があごの肉に埋没しておりますが、川のサケはあごの肉がやせて歯が出ていることが分かります。これは繁殖前の2 カ月間は絶食するためだと考えられています。この歯を利用して卵を狙ってくる敵から守っています。