バッタ目バッタ科に属する昆虫で、日本全国、世界各国の草原に生息しています。特徴として、最大級ではないが、大きいもので60mm以上あり、驚異的なジャンプをします。
本試料は、株式会社バンダイ様のご依頼で、CTスキャンを実施しました。本3Dデータはカプセルトイ「いきもの大図鑑」シリーズの新作「トノサマバッタ」で使用されています。
株式会社バンダイ様 「いきもの大図鑑」:https://gashapon.jp/dangomushi/special/adv_grasshopper/
以前CTスキャンしたオンブバッタよりも後ろ脚が発達しており、後ろ脚の筋肉と、関節にあるゴム状のたんぱく質「レジリン」がジャンプに使用されています。筋肉の収縮とレジリンの伸長によってジャンプし、着地時には脚の筋肉で衝撃を吸収します。
このようなメカニズムにより、体長の20倍ほどジャンプすることができ、飛行能力を持たない昆虫の中では最高記録を持っています。