シオカラトンボは日本全国の池や沼、流れのゆるやかな川など、水辺の環境に広く見られます。
オスは青白い粉をまとったような姿をしており、この「塩をふいたような」体色が名前の由来となっています。体長は約5〜6cmほどで、空中をすばやく飛び回りながら獲物を狙います。
CTスキャンでは、羽ばたきに使われる胸部の筋肉(飛翔筋)が入り組んだ構造や、複眼の丸みを帯びた内部構造がはっきりと確認できました。
また、腹部は中が空洞に近い軽量なつくりで、飛行中のバランスをとるのに役立っていることがわかります。