カワラヒワは、スズメ目アトリ科カワラヒワ属の留鳥・漂鳥で、スズメ程度の大きさです。
秋以降になると、数十羽から数百羽のカワラヒワのオスとメスが群れを形成して集団でお見合いを始めます。カワラヒワの夫婦は、巣のまわり直径30m程度の狭い範囲を縄張りにします。その小さな縄張りを幾つかずつ密集させて、全体としてルーズコロニーと呼ばれる緩やかな集団をつくります。夫婦の縄張りに別のカワラヒワが入ってくると、メスであればメスが追い出し、オスであればオスが追い出します。
CT生物図鑑で既に公開している両生類のCT画像と比較すると、サイズが大きかったにも関わらず、肺や消化器官などの内蔵などまで綺麗に捉えることができています。また鳥の骨の内部は中空で、補強のために支柱の様な形状が存在することが知られていますが、今回撮影した断層画像でも、内部が中空になっている様子が伺うことができます。残念ながら今回の撮影条件では内部の細かい構造までは見ることができませんでしたが、X線管と観察対象をより近づけることで、さらに微細な形状も捉えることが可能になります。