出目金は、フナをもとに人の手によって改良されてきた金魚の一品種です。左右に大きく張り出した眼が特徴で、黒い体色の黒出目金がよく知られています。金魚は観賞魚として長い歴史を持ち、体の形やひれ、眼の大きさなどに多様な品種差が見られます。
本試料は、出目金の体内構造を観察するためにCTスキャンを実施しました。
CTスキャンでは、頭部の左右に大きく張り出した眼、丸みのある体を支える背骨と肋骨、腹部に広がる浮き袋の空間が確認できます。また、背びれや尾びれには細かな骨が並び、長く伸びたひれを支えていることがわかります。外見では柔らかく優雅な印象を受ける出目金ですが、CTで観察すると、その体の中に骨格や浮力調整のための構造が精密に配置されていることが見えてきます。


