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No.05-3 カブトムシ 成虫

英名:Japanese rhinoceros beetle
 
試料外寸 - X:65mm Y:53mm Z:28mm
装置名 - phoenix nanotom m
電圧 - 120kV
電流 - 110μA
ボクセルサイズ - 30μm
3Dデータの操作方法
3DデータはWeb用に
ポリゴン数を削減しています。

蛹から成虫に羽化したカブトムシは、10日ほど何も食べず蛹室にとどまった後、地上に姿を現します。カブトムシの雄の寿命は1〜3ヶ月ほどです。
餌場やメスの奪い合いの際には、長く伸びた角を使って樹皮から相手を剥がして投げ飛ばします。
クヌギなど表皮の硬い樹木では自ら表皮を削ることは出来ませんが、表皮の薄い樹木は、クリペウスと言われる口の上の硬くなった器官を使って樹皮を削って樹液を出します。 あまり知られていないことですが、カブトムシは体の一部を擦り合わせて「ギュウギュウ」というような音を立てて鳴くことができます。

内蔵と筋肉に加え、それぞれの脚の中間付近に特にX線が透過しづらい空間が見られました。
断層画像で体内を確認すると、翅の付け根付近は飛ぶための筋肉で大部分が満たされています。
また2枚の上翅のつなぎ目は互いに凹凸になっており、閉じたときに嵌合するようになっていることが伺えます。