アマガエルは、両生綱無尾目アマガエル科アマガエル属に分類されます。水田や池などで産卵するため水辺を好み、日本では日常的に見かけることができます。
獲物を捕まえるときは、粘着力のある舌を少しだけ伸ばしながら飛びついて捕えます。捕まえた獲物は丸呑みにします。
皮膚はつるつるした粘膜に覆われており、この粘膜には体を細菌などから守るため毒性のある成分が含まれています。
また、人が手で触る分には問題ありませんが、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、ピリピリとしみたり、炎症を起こすことがあるため、
カエルを触った後は良く手を洗うことが必要です。
CT画像を見てみると、カエルには肋骨にあたる骨が見られませんでした。
そのため胸から腹にかけて密度が高い部位は見られず、皮の下はそのまま内臓で満たされていることが想像できます。
また尻尾はおたまじゃくしの原形を想像できないほど短く退化しており、代わりに3つの関節をもつ長い後ろ足を見ることができます。
カエルは獲物を丸呑みにしますが上顎には歯を持つようで、3Dモデルで確認してみると、細かい突起がびっしりと並んでいることがわかります。
この突起で獲物が逃げないように咥えるのでしょうか。