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No.06 ゾウムシ

英名:Boll weevil
 
試料外寸 - X:5.8mm Y:5.3mm Z:4.3mm
装置名 - phoenix nanotom m
電圧 - 80kV
電流 - 200μA
ボクセルサイズ - 4μm
3Dデータの操作方法
3DデータはWeb用に
ポリゴン数を削減しています。
ゾウムシの体の外の3Dデータを観察する ゾウムシの体の中の管が見える3Dデータを観察する

ゾウムシ上科オトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科チョッキリ族ウメチョッキリ属の甲虫です。オトシブミ科は、葉や幼果などにさまざまな加工を施します。葉っぱを巻いて幼虫のためのゆりかごを作るものや、小枝を切断して幼果をしおれさせて幼虫の食物にするなど、ゾウムシ上科の中でも進化したグループとも言われています。

5mm以下という小さな生物ですが、セミと比較して全体的に密度が高いことが伺えます。 また固い上翅を閉じたときに合わさる面は、お互いがきっちり嵌まるような凹凸形状になっています。これほど小さな生き物であっても、大切な翅を守るため、精密な構造で構成されていることをみることができました。また今回の撮像は、小さな個体であるにもかかわらず、内部には無数の管が確認できました。ぜひ3Dデータで、内部の構造もご覧ください。